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「よく噛むこと」それはアンチエイジングにつながる健康習慣

「よく噛むこと」それはアンチエイジングにつながる健康習慣のイラスト

よく噛むことは栄養の吸収、お口の健康、ストレスの軽減、表情筋の強化やたるみの予防など全身にポジティブな影響をもたらし、アンチエイジングにつながる重要な役割の一つといえます。
「食事をゆっくりと楽しんで、よく噛むことを心がける」それは健康と若さを維持するためのとても大切な習慣です。

「よく噛む」と、なぜアンチエイジング効果があるの?

だ液の分泌が増える

だ液にはパロチンという成長ホルモンが含まれていて、骨や歯の再石灰化を助けたり、皮膚の新陳代謝を活発にする働きがあり、シミやシワを防ぐ効果があります。
また、糖尿病や動脈硬化を防ぐ働きもあると言われています。
よく噛むことでだ液の分泌が活発になればパロチンの分泌をうながすことにつながります。

認知症予防につながる

ものを噛むと、ひと噛みごとに咀嚼筋が動き、その圧力で中にある血管がポンプのような働きをして脳に血液を送り込みます。脳の血流が良くなり、血管内の老廃物の除去と栄養補給が促進され、認知症の予防につながると言われています。
逆に、多くの歯が失われた状態だとよく噛むことができず、脳の血流も悪くなり認知症リスクが高まります。

肥満防止になる

ゆっくりよく噛んで食べると、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができます。
ある実験によれば、あまり嚙まずに早食いをした人と比べると食後の消費エネルギー量が約15キロカロリー増えたそうです。ゆっくりよく噛んで味わって食べることは自然とダイエット効果につながってくるのです。
歯石は歯磨きやフロスでは取り除きにくく、これが歯周病のリスクを高める要因となります。



ゆっくりよく噛んで食事している女性のイラスト